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修理実習は、修理に対する基礎的な考えを身につけられるようにしています。実習は作品の構造や構成物の損傷度を、間違いなく判断できるように注意深く進められます。そして、必要な材料、道具や手法を、サンプルを使いながら考えていきます。作品の見た目をきれいにするだけではなく、オリジナルを尊重する理由などを考えることも、文化財の保存や修復の指導者を志す学生にとって大変重要なことです。
表装実習では、日本らしい伝統的な美意識を学び、染色や木工の技術も交えながら、技術と材料の基礎を学びます。自作を掛軸や屏風に仕立てる演習をふまえて修了制作(現状模写)の表装を行います。